2026年9月のWindows Updateを適用したあと、USBオーディオ機器から突然音が出なくなったり、デバイスマネージャーに「このデバイスを開始できません(コード10)」と表示されたりする問題がMicrosoftから報告されています。
この問題はUSB Audio Class 1.0の機器で発生する可能性があります。
2026年9月24日時点では完全には解決しておらず、Microsoftは状態を「Mitigated(軽減済み)」としています。

発生する症状
Microsoftが公表している主な症状は次のとおりです。
- デバイスマネージャーに「このデバイスを開始できません(コード10)」と表示される
- USBオーディオ機器から音が出ない
- 音量調整が反応しない
- 音量が0のままになる
- Windowsのサウンド設定が反応しない、または利用できない
- 通常のステレオでは動作するが、8チャンネルや3D Audioなどのマルチチャンネル機能で音が出ない
Windows Update直後からUSB DACやUSBオーディオ機器が突然使えなくなった場合は、機器の故障だけでなく、この既知の問題も疑った方がよいでしょう。
対象はUSB Audio Class 1.0
Microsoftによると、この問題はUSB Audio Class 1.0デバイスに限定されています。
すべてのUSBオーディオ機器で発生するわけではありません。
影響するWindows
この問題はWindows 11だけではなく、Windows 10やWindows Serverにも影響します。
Microsoftが公表している対象には、次のOSが含まれます。
- Windows 11 version 26H1
- Windows 11 version 25H2
- Windows 11 version 24H2
- Windows 11 version 23H2
- Windows 10 version 22H2
- Windows 10 version 21H2
- Windows 10 Enterprise LTSC 2019
- Windows 10 Enterprise LTSC 2016
- Windows Server 2025
- Windows Server 2022
- Windows Server 2019
- Windows Server 2016
- Windows Server 2012 R2
- Windows Server 2012
2026年9月8日のWindows Update後に発生
この問題は2026年9月8日に公開されたWindowsセキュリティ更新プログラムをインストールしたあとに発生する可能性があります。
更新プログラムのKB番号はWindowsのバージョンによって異なります。
たとえば、Windows 11 version 26H1ではKB5124012、Windows Server 2025ではKB5122871が該当します。
9月14日の更新で一部だけ解決
ここで注意したいのが、2026年9月14日に公開された帯域外(OOB)更新プログラムをインストールしても、すべてのUSBオーディオ問題が解決するわけではないことです。
Windows 11 version 26H1ではKB5129194などのOOB更新によって、8チャンネルや3D Audioなどのマルチチャンネルオーディオで発生する問題は解決されています。
しかし、2026年9月24日時点では次の症状についてMicrosoftは引き続き対応中です。
- Code 10
- 音が出ない
- 音量調整が反応しない、または0になる
- サウンド設定が反応しない
そのため、「OOB更新を入れたからUSBオーディオ問題はすべて解決している」と判断しないよう注意してください。
マルチチャンネルを使っている場合の対処
Microsoftによると、一部の利用者では8チャンネルや3D Audioなどのマルチチャンネル設定から2チャンネル(ステレオ)へ変更することで音声が復旧したという報告があります。
現在マルチチャンネル設定を利用している場合は、切り分けとして2チャンネルへ変更して動作を確認する方法があります。
なお、マルチチャンネルに関する問題については9月14日のOOB更新で解決済みです。
Code 10や無音が続く場合は?
Code 10や無音など、OOB更新でまだ解決されていない症状について、Microsoftは現在も対応を進めています。
Microsoftは、すぐに回避策が必要なIT管理者についてはMicrosoft Support for Businessへ問い合わせるよう案内しています。
したがって、業務環境で発生している場合は、ドライバーの削除やOS設定の大幅な変更を行う前に、今回の既知の問題に該当していないか確認することをおすすめします。
まず確認したいポイント
- 2026年9月8日以降のWindows Update適用後から発生したか
- USBオーディオ機器か
- USB Audio Class 1.0の機器か
- デバイスマネージャーにCode 10が表示されていないか
- 音量が0のままになっていないか
- サウンド設定が正常に開けるか
- マルチチャンネル設定を使用していないか
これらが一致する場合、ハードウェア故障ではなくWindows Updateの既知の問題である可能性があります。
まとめ
2026年9月のWindows Update後、一部のUSB Audio Class 1.0機器でCode 10、無音、音量調整不能などの問題が発生しています。
9月14日のOOB更新によって8チャンネルや3D Audioなどのマルチチャンネルに関する問題は解決しましたが、Code 10や無音などの症状については、2026年9月24日時点で完全には解決していません。
Windows Update直後からUSBオーディオ機器が使えなくなった場合は、ドライバーや機器の故障だけでなく、Microsoftが公表している今回の既知の問題も確認してみてください。


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